マスターデータとは、各種業務システムで活用する根幹となるデータのことを指します。会計システム、顧客管理システムなど、幅広い業務システムで共用するデータベースの情報がこれに該当します。日常的には「マスター」または「マスタ」と短縮して呼ばれます。
具体的には、顧客マスターや商品マスターのように、情報ごとにマスターデータが編成されます。顧客マスターには、例えば企業名や住所、連絡情報などをまとめて記載し、商品マスターでは商品名や価格、型番などの情報を纏めます。これらのマスターデータは、会計システムや営業支援システムで企業名に関連付けられた番号を入力することで該当する企業情報を簡単に取り出すために利用されます。