危険なサイバー脅威である「RTMLocker」(別名:ReadTheManualRTMLocker)は、2023年に初めて確認されたランサムウェアで、RaaS(Ransomware as a Service)として機能します。サイバーセキュリティ会社Trellixと多くのメディアの公開レポートによれば、このランサムウェアは積極的に当局の追跡や取り締まりを避けて(通称:flybelowtheradar)、その対象から旧ソ連のCIS諸国、医療機関、新型コロナウイルスワクチン関連の施設、重要なインフラ、法執行機関、そして大手企業などを除外しています。さらに、マルウェアの解析を困難にする為に、一旦暗号化が行われるとRTMLockerプログラムは自己消去するという特徴を有しています。