一部特化型のIC、ASICについて展開してみましょう。ASICの認識には、その範囲によって数多くの解釈が存在します。広義のASICとは、特定の目的のために特化した機能を有するIC全般(ASCPやASSP)を含みます。大規模なASICのことをシステムLSIと呼ぶケースもあります。しかしながら、便宜的には狭義での理解が一般的で、ここではユーザー固有の仕様を持つ特定ICを指します。それらにはゲートアレイやセルベースIC、PLDといった種類のICが典型例であることを述べておきましょう。