2019年、TrendMicroが発見したクリプトマイニングマルウェア、SkidMapは、Linuxマシンを標的にし、悪用しています。このマルウェアの特性として、ルートキットを駆使することによって感染したOSからの検出をうまく逃れる能力が認められています。また、C2通信の実行方法としてGluptebaボットネットの利用が示唆されています。
それから数年を経て、2023年には新たなSkidMapのバリエーションが検出されました。この改良版は、さまざまなLinuxディストリビューションを対象に攻撃を行い、その中でも特にセキュアな状態でないRedisインスタンスへと矛先を向け、マシンへの侵入を試みていることが確認されています。