DX 2024年12月2日 データベース統合成功例:クラウド移行で業務を最適化 株式会社デジニーク 事例No 5931 クライアント企業概要 業種 パルプ・紙 売上規模 1-10億円 従業員規模 10-100人 プロジェクト情報 概算費用 1000-3000万円 概算工期 半年-1年 Azure MySQL 事例サマリー本プロジェクトのテーマは「老朽化システムからの脱却とクラウド移行による業務パフォーマンスの向上」である。メディア系企業が抱えるデータベースシステムの老朽化に対応し、最新のクラウド環境へと移行することで、業務の効率化と拡張性の向上を目指した。これにより、クライアント企業はデジタル時代に適応したITインフラを整備し、将来の成長に備えることが可能となった。 プロジェクト概要 クライアント企業の課題 クライアント企業A社は、十年以上前に導入されたオンプレミスのシステムを利用しており、業務プロセスの多くが古いデータベースソフトウェアに依存していた。特にAccessを使用したデータベースは、当初の設計上の限界を超えるデータ量(10万件以上)に達し、業務遂行に深刻な影響を及ぼしていた。さらに、Microsoft SQL Server 2000も同時に使用されていたが、同じく保守性の低下とセキュリティリスクの高まりが課題となっていたため、システム全体の更新が必要な状況に至った。 ソリューション概要 デジニーク株式会社は、A社の老朽化システムを刷新するため、十年以上稼働していたオンプレミスサーバーをクラウド環境であるAzureに移行し、拡張性とセキュリティを向上させた。同時に、Access やMicrosoft SQL Server 2000で管理していたデータベースをMySQLに統一し、データベースの一元化を図った。これにより、従来の断片化されたデータ構造を整理し、業務効率の改善を実現、さらに、データ移行の過程では、SQLやdBase形式など複数のフォーマットでエクスポートされたデータを整形し、統合されたデータセットとして新しい環境へ移植した。 アピールポイント・成果 アピールポイント データ移行ツールの自社開発 古いデータ形式にも対応できるよう、専用のスクリプトやツールをデジニーク社内で開発。移行精度を大幅に向上させた。 柔軟な移行手順の策定 移行先のMySQL環境が異なるデータフォーマットを受け入れられるよう、段階的な変換プロセスを導入。 パフォーマンス最適化 MySQL移行後のシステムが最適なパフォーマンスを発揮できるよう、インデックス設計やクエリ最適化を実施。 セキュリティ対応 クラウド環境におけるセキュリティ要件を徹底的に調査し、アクセス制御や暗号化などの設定を実施。 クライアント教育の実施 新システムの運用に必要な知識や手順についてクライアントにトレーニングを提供し、スムーズな運用開始を支援。 この記事を書いた企業 2024年12月2日 株式会社デジニーク Digital Unique, diginiq 事例掲載数 1件 more