非発がん性の有害効果のリスクが無視できると見積もられた摂取量について説明します。これは、起点(POD)を安全係数(SF)や不確実係数(UF)で割ることにより導かれます。一般にRfDと言いますと、毎日のばく露にもかかわらず、一生通じて有害影響のリスクが無いと考えられる摂取量を指します。許容一日摂取量(ADI)や耐容一日摂取量(TDI)とほぼ等価な意味を持つ指標でもあります。急性効果に於いては急性参照用量(ARfD)、慢性効果に於いては慢性参照用量(CRfD: Chronic Reference Dose)がそれぞれ利用されます。